お供え物

お供え物

法要・法事のお供え物は、亡くなった方の霊を慰めるために手向ける品物です。
仏式では法要[三十五日(五七日ごしちにち)/四十九日(七七日なななのか、なななぬか)/新盆/一周忌や三回忌の法事等]でお供え物を用意します。
法要後に親族に配ることが多いため、日持ちのするもの、常温で保管できるもの、個包装されているものを選ぶのもポイントです。

お供え物のギフトマナー
数日間お供えされることを考えて日持ちするものを選ぶようにしましょう。
また、地方によってはお供え物をお茶請けとして出したり、みんなで分けて持ち帰ったりすることもあるので、なるべく個包装になっているものを選ぶのもポイントです。
掛け紙を掛ける際は、熨斗の印刷がない弔事用の掛け紙を使います。水引は結び切りを選び、色は双銀、白黒、黄白などがありますが、地域や贈る時期によって違いがあるため事前に確認しておくと安心です。

のし(熨斗)の書き方

表書き
贈り物のご用途(ご依頼主の意思)を表します。
水引
■黒白結切
告別式前後の御霊前や御供、法要の御供物や法事のお返し、引き出物などに用いられます。

■黄白結切
黒白結切と用途は同じですが、主に大阪や京都などの関西地方と西日本や東北地方の一部地域で用いられます。
お名前
ご依頼主のお名前をお入れします。漢字の縦書きで苗字のみが一般的ですが フルネームで書く場合もあります。二人以上の名前を書く場合は、右側が上位となります。

掛け紙について

  • 黒白のし(蓮あり)
    蓮の絵が描かれているものは、仏式にのみ使用されます。
  • 黒白のし(蓮なし)
    仏式に限らず神式やキリスト教など仏事全般に使用することが出来ます。関西から西日本を中心とした地域でない場合で、仏式かどうかわからないもしくは神式やキリスト教や無宗教の場合は、黒白の水引の蓮の絵が描かれていない掛け紙を選びましょう。
  • 黄白のし
    京都や大阪など関西から西日本を中心とした地域では、黄白のしと呼ばれる黄色と白色の水引の掛け紙が一般的です。黄白のしには蓮の絵が描かれていないので、天理教や神式、キリスト教や無宗教でも使用することができます。

内のしと外のしの違い

のし掛けの方法には、“内のし”と“外のし”の2種類があります。
“内のし”は、包装紙の中にのしをかけているので、ひと目見ただけでは
「どのような目的で届いたのか」を判断することができない為、
控えめに品物を贈りたい場合に使用されるのし掛け方法です。
一方“外のし”は、「贈りものを強調したい」「ひと目で用途を伝えたい」
という時に使用します。